先日、セミタケというものを初めて知りました。
このセミタケというのは、他のきのこにはまずない独特な特徴があります。
セミタケは冬虫夏草という菌類に寄生されています。
昆虫はそもそも鳥類、ウイルスなどの攻撃から自分の体を守りながら生きています。
菌類も例外ではなく、菌類の攻撃を受けてしまい死んでしまうと、その昆虫からはきのこが発生する場合があります。
きのこを発生させる菌類には冬虫夏草という名前がつけられるのですが、冬虫夏草は日本国内だけで300種類いるといわれています。
セミタケ、ハチタケ、サナギタケなどがあるのですが、一見きのことは思えないような見た目ですので、なかなか見つけることができないそうです。
一方で、中国においては、冬虫夏草が不老不死や滋養強壮などに効果を発揮するとして貴重なものとされてきました。
セミタケは気管の炎症や免疫力の低下などに効果を発揮するといわれていて、今でも新たに様々な効能が見つかっているそうですよ。